塾長からのメッセージ

小学生・中学生・高校生の皆さんへ

東大卒・塾長の授業、無料で聞けます!

皆さん、こんにちは。
かなり進学塾の塾長、金成 健(かなり たけし)です。
塾長
福島県いわき市で進学塾を開いています。

当地いわき市は2011年3月11日、
大きな地震と津波に直撃されました。
さらに数日後、いわき駅から50キロほどの距離にある
福島第一原発が爆発しました。

地震・津波・原発事故のトリプル・パンチに見舞われたのです。
私自身、この3つを身をもって体験しました。

それでも、いわきの人たちは懸命に立ち上がろうとしました。
1ヵ月後には水道も鉄道もなんとか復旧。
学校も再開され、子どもたちは遅れを取り戻すべく、
勉強に取り組み始めました。

しかし、それからの道は平坦ではありませんでした。
とりわけ大学受験。

これだけ大きな災害だったにもかかわらず、
いわきの高校生は他の高校生とまったく同じ土俵で
競わなくてはなりませんでした。ハンデなしです。

それだけに翌年3月、20名をこえる高3の受験生が
全員合格を決めた時は、本当に嬉しかったです。ホッとしました。

震災から2年がたち、生活もだいぶ落ち着きを取り戻した
2013年・春、私はある決心をしました。

当塾は、私が解説したCDを聞きながら勉強するという、
独特のスタイルをとっています。
このCD、聞くだけで点数が伸びるので、
塾生には「魔法のCD」と呼ばれています。
その数も多く、10年かけて1000枚以上も作ってあります。

  • このCDを、いわきの生徒たちに公開しよう!
  • 無料で、塾のホームページから聞けるようにしよう!

具体的には、以下の2つです。

1 トップ校への数学

せっかく作るのですから、オリジナルの問題が面白そう。
いわきネタを詰めこんだもの。
小学5年から中学3年まで、毎月数問を作り、
私の解説もつけてホームページで公開し始めました。

3年かけて2016年3月、全180問が完成しました。
日々の学習にも高校受験にも、きっと役立つはずです。

2 高校生おなやみ相談

さて高校生。
こちらもオリジナルの数学問題を作ったのですが、どうもしっくりきません。

高校生には具体的な問題の解説よりも、勉強のノウハウ、
受験のノウハウを教えたほうが効果的じゃないか。

そう思い至りました。

そこで、これまで当塾で起きたさまざまな事例をもとに、
どう切り抜けたらよいかをアドバイス。
毎月4件ずつ相談を取りあげ、その回答をホームページで公開しました。

こちらは1年ほどで、主な相談は出そろいました。

・・・・・・

2016年・春、熊本で大きな地震が起きました。
「生徒たちは勉強が大変だろうな」
かつてのわが身に置き換えて心配していました。

その時です。

「そうだ。ホームページにあるこれらの問題を、
熊本の子どもたちに教えてあげたら、きっと喜ばれるんじゃないか。
いや、彼らだけじゃなくて、ひょっとすると日本中の子どもたちにも。」

頭にひらめきました。

実は以前から、友人Hくんに「塾長のCDって宝の山だよね」と言われていました。
彼は東京の有名・私立高の出身。東大・理系に進んでいます。
塾の生徒だけじゃなくて、彼にも評価されるのなら、
それだけの価値はあるのかもしれません。

Hくんは率先して、ホームページやブログなど
何ヶ所かに散らばっている私の教材を、一ヶ所にまとめてくれました。
そして新たなホームページを立ち上げ「かなり進学塾オンライン」と名付けました。

このようにして2016年12月、皆さんが使いやすい形で公開することができたのです。

さらに今後は、先の2つに加え「塾長のオススメ参考書」や
「日本史・世界史の重要語句」などのページも作る予定です。

・・・・・・

思い返せば私も、多くの方のお世話になってここまで来ることができました。

3.11の当時、私には小学生の娘2人がいました。
彼女たちは放射能が不安で、思いきり外で遊ぶことができませんでした。
いわきの他の子どもたちも同様でした。

そんな折、いろいろな地域の方たちが手を差しのべてくれたのです。

夏休みなどの長期休暇になると、彼女たちは招待されたりして
キャンプに出かけ、思いきり遊んできました。
栃木県那須、長野県白馬、沖縄県那覇、石川県金沢などなど。
まさに全国を飛び回っていました。

さあ、今度は私の番です。
当塾の公開する教材が、小学生・中学生・高校生の皆さんに
少しでもお役に立つなら、嬉しい限りです。
たくさんの方に受け取ってほしいですね。

いわきより感謝をこめて

かなり進学塾 塾長  金成 健
塾長